春をめざす旅 Ⅳ

松江のユースホステルを辞して、岡山行きの<やくも>に。左右に車体を傾けながら瀬戸内めざしての疾走が始まりました。
「陰陽の境」はいったいどこなのかは、さして高くないおだやかな表情の山々の合間に人間の営みがずっと続くせいでしょうか、境、というほど明確なポイントはなかったような・・・。そこかしこに雪があったに鳥取県、つまり山陰側最後の停車駅だった生山から25分ほど、岡山県に入り「間もなく新見です」というアナウンスが流れる頃にはこんな風景に変わっていました。
<備中神代-新見>
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いつも活気あふれる大ジャンクション岡山で宇野行きの快速電車に乗り継ぎます。終点で宇高連絡船をつかまえれば2時間かからずに高松に着いてしまいますが、連絡船は最後のお楽しみにして茶屋町駅で快速を降り、路線バスで児島市へ向かったのでした。 
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1990年に廃止された下津井電鉄です。幅わずか762ミリというか細い線路に小さな車両が走るいわゆる軽便鉄道です。他に競合する交通機関がなかった大昔には文明の象徴だったにちがいありませんが、いまとなっては存在意義もなくなり下津井電鉄の児島-下津井間約7キロが日本最後の旅客営業をする軽便鉄道となっていました。

四方八方クルマであふれる児島の中心街、バスを降りてからしばらく駅を探してしまいました。
小学校にこの春入学かな?といった年恰好の少年が改札口のラッチで遊んでいました。
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やってきた電車には「赤いクレパス号」という大きなヘッドマーク、車体いっぱいに描かれたド派手なペインティングにまつわる思いは次回で・・・。
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by y-gotosan | 2006-02-01 20:14 | 汽笛の風景
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