『夏のボンネットはくたか祭』は18日で終わりました。同じ電車を追いかけ回して何が楽しいの? と訊かれそうです。こう答えましょうか。 「生まれる前から走っていた<こだま型>特急電車の最後の生き残りだから」 この先頭車のスタイルはほぼ半世紀前の設計図によるもの。そう、敗戦後の混乱期から高度成長へシフトしたごく初期の時代です。黒ずんだ汽車ばかりだった中、冷暖房完備で明るいツートンカラーをまとい、東海道に颯爽と登場した<こだま>号はさぞや革命的な乗り物だったことでしょう。光(ひかり)より遅い音速(こだま)ということで新幹線開業時に<こだま>の愛称はその各駅停車に召し上げられてしまいましたが、私としてはこの電車、いまでも「ボンネット型」ではなくてくこだま型>なのです。全国各地に足跡を残してきた歴史に間もなく終止符。JR西日本金沢総合車両所に8両だけ残った彼女たちにはほとんど定期列車の仕事はありません。繁忙期にだけ運転される臨時<はくたか>が最後の特急列車としての舞台なのです。 ・・・思わず熱のこもったコメントになってしまいました・・・(恥)。 <2004.8.14 魚沼丘陵駅 EOS55 75-300mmF3.5-5.6USM(300mm) f:Auto, 1/250sec, Vinus>
by y-gotosan
| 2004-08-27 22:07
| 上撰 越乃白鷹
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