カテゴリ:汽笛の風景( 34 )

トーキョー・トレイン

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ギャラリー

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トーキョー・トレイン

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グリーン&グリーン

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一心に

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グラス・シティ



出張で昨日、久々に東京に行ってきました。もともと生まれも育ちも東京なのですが、田舎暮らしが板についてきて、たまに出るとその変化に驚きます。僕にとっての東京は、ふるさとであると同時に鈍りがちな感性に喝!を入れる場所でもあります。

「ギャラリー」
20年以上前、「学生班」として小田急新宿駅に勤務していた頃からこの特急専用ホーム1・2番線の落ち着いた、でも明るい感じが好きでした。ラッキーにも新型ロマンスカーに出会え、嬉しかったです。背後にはこの電車をPRする大型パネルが設置されていましたが、なんだか近代アートの美術館のような雰囲気が感じられ、カメラもそんな趣きを伝えたいとした次第です。
ところが折悪しく相模大野で起きた人身事故のため、この電車は急遽運休。新型目当てのちびっ子が大泣きしていたのには同情あるのみ・・・。

「トーキョー・トレイン」
日中でもきっちり4分間隔で運行されているのに立ち客大勢、東京の凄さを象徴する山手線。そして東京中にあふれるスプレー落書き、最近は車庫でスタンバイ中の電車まで被害を受けたらしいですね。原宿~渋谷間での撮影です。

「グリーン&グリーン」
これも渋谷、街路樹のみごとな明治通り宮下公園わきの歩道橋から。街路樹も大きくなる、という当たり前のことが新鮮な発見だったりします。そういえば原宿駅前の歩道橋からかつてはトンガリ帽子の駅舎を前景に代々木方面からやってくる電車を見ることができましたが、いまは成長した街路樹に遮られて見ることはできません。

「一心に」
銀色の電車ばかりになりました。軽量化と塗装の手間を省く目的で、いまやペンキ塗りの電車はオレンジ色の中央線快速だけといってもいい状況。ステンレスカーのハシリ的な存在の211系湘南電車がきょうも一心に飛ばしている浜松町のヌシを横目に走り抜けます。

「グラス・シティ」
有楽町の西銀座寄りです。ガラスの中を走る電車だけを撮ってみるのも線路際までさまざまな建物がびっしり建てこむ東京ならでは・・・で面白そうです。東海道新幹線「ひかり421号」が大阪への旅に一歩踏み出したところ。
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by y-gotosan | 2005-05-24 23:06 | 汽笛の風景

春からのがれて

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 桜の開花予想が気象庁から発表される時期には、あのころのぼくは北海道にいることが多かった。春に向かってゆく気にはあまりなれず、逆に逃げるように北へ向かっていた。
 夜、上野を発ち、津軽海峡を寝不足で越えて昼過ぎに函館。
「室蘭・千歳まわり札幌ゆき『特別急行』北斗5号は3番線、倶知安・小樽まわり札幌ゆき『普通急行』ニセコ号は4番線・・・」なんて連絡船特有のアナウンスがなつかしい。

 急行ニセコには何度か乗ったがいつも空いていた。そのうえ自ら動力を持たない客車は走行音が静か、停止してしまえば物音ひとつ発しないとくれば、まるでこの列車と車窓風景をひとりじめできているかのような錯覚にいつもとらわれていた。
 長万部から小樽まではディーゼル機関車2両で山越えしてゆく。ギャラリーなぞいないまま淡々と進む助っ人機関車の連結作業を横目に「かに飯弁当」を仕入れ、舞い上げた雪に早くも淡く化粧した車列を眺める。函館から追いかけて来た特急<北斗>が先にあわただしく加速してゆく。

急ぐ理由はない。<ニセコ>も夜8時には札幌に着く。2時間強の待ち時間でさらに先へ、網走へ向かうか、稚内にするか・・・・。東京から北海道の果てまで夜行自由席2連泊の旅。いまとなってはニ度とできない旅。

発車ベルが鳴る。赤馬2頭立ての青い急行列車はでいざ後志(シリベシ)の峠道へ。

 追伸(3/14記)
 東京の自宅を出てから、3日目の夕方まで風呂に入る機会はなく、とうぜんパンツも換えず、というか換える場所もなく・・・。
 北を目指す旅人はきっとクサかったにちがいない。

<2点とも 1983.2.26 函館本線長万部駅にて アサヒペンタックスSP ネオパンSSS>

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by y-gotosan | 2005-03-03 16:53 | 汽笛の風景

寝台特急あさかぜ2号 博多発東京ゆき

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東京発下関ゆき<あさかぜ>、同じく長崎ゆき<さくら>が今夜の運転を最後に廃止されます。いま上下の最終列車が東海道を西へ、山陽本線を東へひた走っているはず。私が子供のころにはチケットを確保するのも大変だった東京と西日本を結ぶ寝台特急列車も近年は並み居るライバルたちに敗れて惨憺たる状況で運転されていたようです。
確かにいまどきカーテン一枚で男女別もなく2段ベッドで横になる世界なんて、寝台車以外にありますまい。列車で横になって寝て行ける、ということだけでも画期的にありがたかった半世紀前から何の改善もせず、料金だけは値上げし続けていった故の当然の結末でしょうか。

鉄道が好きです。いい年こきつつ今でも日本国内ぐらいヒコーキのお世話にはなりたくないと思うような奴です。寝台車のあの非日常性が大好きだから消えてほしくないと思う反面、きっと私のような人間は超少数派でしょうから、今のままでは最後に残る<富士・はやぶさ>も危ないのでは?
天下の東京駅から出る列車が新幹線と通勤電車と踊り子号だけってのも淋しすぎます。日本を代表するような長距離列車に進化して、そのあったかい灯が消えないことを祈ります。どんな列車かって?・・・食堂車は絶対!のほかは高速バスのような座席のクルマ、フェリーの桟敷席のようなクルマ、徹底的に人手をかけてサービスにこだわった個室寝台車、あとこれまでの寝台車を大幅に料金を下げて少し残せば、ニーズにだいたい応えられそう。

このモノクロームは1976年5月、まだ彼女たちが走るホテルと呼ばれ、寝台券の入手が至難だった時代のひとこま。小雨にけぶる真鶴と湯河原の間であこがれつつシャッターを切りました。
とりあえずお疲れ様、<あさかぜ>、<さくら>。永久欠番と決まったわけじゃないからいつか素敵な列車の名前で再会できるのを楽しみにしています。
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by y-gotosan | 2005-03-01 00:25 | 汽笛の風景

冬へ

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小浜の朝霧の3日前、乾いた朝日に輝いていた姫路城や播州平野を横目にしたのち播但線のディーゼルカーは陰陽の境目の生野峠の登りにかかりました。快晴の山陽は30分で尽きて山陰路の入り口からたちまち舞い始めた今年初めて目にする雪に、窓越しながらも身を引き締めた・・・そんな記憶があります。
<1980.12.15 播但線キハ58より PENTAX-SP TRY-X>
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by y-gotosan | 2004-12-12 23:39 | 汽笛の風景

朝霧

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早いもので四半世紀前の「汽笛の風景」です。12月半ばに姫路から丹後半島に抜け、若狭湾沿いに北陸をめざした旅の途上の小浜駅の朝です。「海辺の京都」と呼ばれる趣のある街、40を過ぎた今、旅したらまた違った思いを抱くことでしょう。
<1980.12.18 PENTAX-SP 50mmF1.8 TRY-X>
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by y-gotosan | 2004-12-12 23:20 | 汽笛の風景

天と地の境は

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<おおぞら6号>がふちどって見せてくれた。

<1986.11.3 根室本線 音別-古瀬信号場 OLYMPUS OM-1 Zuiko50mmF1.8 Kodak-Ektachrome64>
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by y-gotosan | 2004-10-05 22:40 | 汽笛の風景

ひだまり

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ホーム端のひだまり。
背後の黒い貨車がまるで手前の人物を秋の陽射しに浮かび上がらせる舞台装置のように見えた。
<1979.10.2 奥羽本線川辺駅 PENTAX-SP Takumar135mmF5.6>
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by y-gotosan | 2004-10-05 21:34 | 汽笛の風景

南国の峠

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ホームの砂利に箒で模様を描けるのは、乗降する人がほとんどいないからできること。
・・・じじつその通りだった。
汽笛に腰を浮かしかけたら「なぁに、まだここまで登ってくるのに10分はかかる・・・」、と笑ってお茶のおかわりを淹れてくれた駅長。
9月、九州、肥薩線、真幸駅。雨だけがうごいていた。  <1984年9月>
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by y-gotosan | 2004-09-10 23:19 | 汽笛の風景

雨二題

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8月7日が立秋でした。
二葉の写真、どちらも雨粒の向こうには五能線の朝の日常が古びた道具立てのなかで進行中。どちらが7月で、どちらが9月か・・・職員や女学生の装いでわかりますよね。この頃は年に2回か3回津軽を訪ねていました。定宿だったひろさきユースの「ねぷた」を引く会に入れてもらって山車を作るためだけに弘前まで出かけたこともいい思い出です。

ところで下の能代駅の一齣は中央の発車ブザーのスイッチボックスに目が止まって撮ったもの。拡大してみるとこの時点でも既に廃止されて何年も経っていた「SL」の文字が白ペンキで書かれています。横に「DC]と並記されているところから蒸気機関車とディーゼルカーではブザーの音を使い分けていたのですね。
<上:五能線板柳駅 1979.7 データなし>
<下:五能線能代駅 1979.9.30 データなし>
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by y-gotosan | 2004-08-09 21:53 | 汽笛の風景

ココニ止マレ

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春夏秋冬毎日同じ時刻に繰り返される仕事・・・、だけど懸命に旗を振る。冬は外套を着て吹雪に立ち向かうこともあるだろう。

<1984年7月 津軽線蟹田駅>
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by y-gotosan | 2004-07-20 23:12 | 汽笛の風景