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滝のように降る雨の中、躊躇しつつも朝8時に六日町を出発。川と化した峠道をいくつも越えて3時間かけて富山県境の市振に着く頃には晴れ間ものぞいてきた。
しかし中越地方の雨は止まず、とうとう上越線も信越線も運転見合わせ。 不意に札幌発大阪行きの<トワイライトエクスプレス>が6時間遅れで去ったかと思えば新潟行きの<北越>はほぼ時刻どおりに駆けていく。越後湯沢行きの<はくたか>は上越線不通のあおりで行き先を長岡に変更、しかしほどなく長岡へのルートも不通になって全く姿を見せなくなり・・・・。状況は時時刻刻変化しているが、確実に悪化の方向に進んでいる。 日本海を見下ろす高台に陣取りながらこうしたうごきを鉄道ファン向けのケータイサイトで知る。同じように沿線でスタンバイしていたり、立ち往生中の車中にいる同好の見知らぬ仲間と情報を共有しながらの撮影行。一昔前ならまったく考えられないありがたさ、改めてすごい時代になったものだと思う。 ![]() <2005.8.13 越中宮崎-市振> 越後湯沢から長岡、さらに・・・、と二転三転した最終目的地は前代未聞の六日町経由浦佐ゆきとなった<はくたか11号>がボンネットのピンチヒッターで駆けて行く。 もうひとつのお目当てだった<ふるさと雷鳥>はあきらめて撤収した直後に通過!このままでは引き下がれん、というわけで8号線を戻りつつ糸魚川駅構内の煉瓦建て車庫に足を向けてみた。明治期に作られ、いまなお現役。しかし北陸新幹線延伸の折にはその駅スペースになるため取り壊される運命らしい。さきほどの<はくたか11号>折り返しの14号は、例のサイトの情報によれば40分強の遅れで進行中のようだ。それなら待とう、日もまだ高いし。 夕方になり、ようやく全線運転再開。各地で足止めされていた列車がいっせいに動き出した。<はくたか14号>に狙いをしぼり、明治の建物を主題にして昭和の名車両とのツーショット、いただきました! 『1014M、いまほど糸魚川を発車しました』 この先で彼女の登場を待ちわびる仲間に書き込んで、帰路についた。 ![]() <2005.8.13 糸魚川駅> ▲
by y-gotosan
| 2005-08-25 23:41
| 上撰 越乃白鷹
![]() 土蔵、そして祭礼の幟はためく村の鎮守様 去年の初秋、生まれて初めての稲刈りを体験した梅さんの田んぼにお邪魔して三脚を立てる。電車はどこ?、という作品になってしまったが、とても気に入っている。去年の稲刈り以来ずっとあたため続けてきたアングルだからだろう。 ボンネットはくたかが駆け抜ける旧盆の昼下がり。 こんどは黄昏時の光跡で勝負してみよう・・・。 <2005.8.14 大沢> ▲
by y-gotosan
| 2005-08-22 18:18
| 上撰 越乃白鷹
![]() 去年の夏にも書きましたが、最後の<こだま型特急電車>。 彼女を斜め後方から見下ろしてみました。 クルマのカタログのように様々な角度からみた彼女の姿をあと僅かであろう時間の中で、残してゆければと思います。 自分への備忘録も兼ねて彼女の名前。 JR西日本金沢運転所所属 H02編成 金沢方先頭 クハ489-503 <2005.8.6 六日町駅> ▲
by y-gotosan
| 2005-08-14 09:29
| 上撰 越乃白鷹
![]() もう毎度のことですが、今年の夏も異常です。 梅雨が明けて以降、夏らしいスカッとした晴天にほとんど恵まれていません。 太平洋高気圧の勢力が日本列島全部を覆うぐらいの勢いがないそうですが、それってカツオが不漁の原因という、黒潮の蛇行と関係あるのでしょうね。やっぱり地球規模の気候変動が新潟に連日の曇り空をもたらしているのでしょう(勝手な憶測)。 昨日も豪雨の中をついてボンネット特急祭のフィナーレ、<はくたか>と<雷鳥>の「ボン踊り」をし止めに富山県境まで遠征したのですが、豪雨のあおりでダイヤが大混乱して散々な一日でありました。迎撃ポジションは天候が回復して時折晴れ間ものぞいていたものの、無ダイヤ状態では動くに動けず、動いたとたんにターゲット襲来!に泣かされました。 そんな不順な2005年新潟の空、そして雷雨をついて健気に走る電車を貼ります。 ※≪業務放送≫「ボン踊り」というナイスなネーミング、kurata様、パクらせていただきます! <2005.8.7 塩沢-六日町> ▲
by y-gotosan
| 2005-08-14 09:15
| 上撰 越乃白鷹
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